臨床家のスキルアップ②

さて、HPを見てくださっている方の中には、研修歴などにジワジワと新しいものが増えていることに気がつかれている方もいるかもしれません。

今回はその中の一つ、Somatic Experiencing Practitionerについて。

少し前になりますが、この資格をやっとの思いで、取得することが出来ました!

上の言い方だと長いので、略して『SEP(セップ)』と言ったりもします。

なんと、静岡県で第1号の取得者(喜)!!

Yahooなどで『SE Japan』とワードを入れて検索して、SE JapanのHPから「SEセラピストをさがす」というところをクリックすると、各都道府県別のプラクティショナーリストが出てきます。

自分の前後に記載されている方々も、一緒にトレーニング受けてきた方々なので、名前が一緒に並ぶと何だか嬉しいですね。

Somatic Experiencing(以下SE)の簡単な説明は、『心理療法の紹介』のところを参照していただければと思いますが、これは取得するまでに修行のような過程が必要。

トレーニングは、6日間泊まりがけの研修が年2回。

で、それを3年続ける。

さらに、その間に、先生の立場の人から個別指導のようなことを、上記の時間以外に確保し、30時間以上受けないといけません。

仕事、子育てしながら、一体どうやってその時間と費用を捻出するのか・・。

もう本当に、周りの人たちの支えがなければ、たどり着けなかったと思います。

感謝、感謝です。

自分は、このSEという心理療法によって、臨床の軸の一つが定まったと感じています。

心理療法には、それぞれ個性があって、その方に合った適性もありますが、SEの最大の長所は、『言葉にしづらい辛さ』に働きかけることが出来るということ。

辛さを語ろうとする時、私たちが想いを言語化するより早く、身体には反応が出ています。

例えば、『怖かった』という思いを語ろうとする時、語り出す前に、身体は固まり、視線は空を漂い、呼吸が浅くなる・・。

そのことに私たちは、普段はなかなか気づかない。

そして、話し続けると調子が悪くなるよというサインが出ていても気づかずに話をして、事が大変になってから気づく。

カウンセラーは、未然にそれに気づいて、ブレーキをかけてあげる必要があります。

事が大きくなってから収拾するのは大変です。何事も。

SEは、小さなサインを拾っていくことで、その後の大きな動きをコントロールすることが出来ます。

最初は、小さな動きを拾っていきますので、変化もあまりないですし、劇的な効果もあまり出ません(劇的な効果を感じやすいEMDRなどの眼球運動を使った心理療法やTFTのような身体の経絡に働きかける即効性のあるものとは、ひと味違います)。

ですが、これまで体験することのなかった身体感覚への意識付けが定着してくると、深いレベルのトラウマケアが出来るのはもちろん、通常は困難な自律神経系の調節機能が高まってきます。

自分も先生方のセッションを受けてきた中で、人間の自己治癒力の凄さを改めて感じています。

今のところ、こんな話を周りの臨床心理士・公認心理師にしても「ふーん」という感じなので(悪い意味じゃなくて、そりゃ知らなかったらそうなりますよね)、もうこうやってブログに書きます(笑)。

誰が何と言おうと、「良い物は良い!」。

これからも更に研鑽を積んでいきたいと思います。

「臨床家のスキルアップ③」も準備中ですので、お楽しみに!

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