催眠療法(臨床催眠)

日本では、『催眠療法』という言葉が、少し怖い感じや怪しい印象を含むようで、一般的には敬遠されがちかもしれません。

臨床家の中でもそういう風潮はあり、実際一部の臨床家のみが行う心理療法となってしまっています。

催眠については、定義が様々のようで、また扱う立場によって色々な言い方をします。

催眠療法、ピプノセラピー、場合によっては催眠術、など・・。怪しいものも実際は、沢山あります(資格も曖昧で、高額な料金を請求される場合は、要注意です)。
 

不調の回復、症状の改善、緊張や不安の緩和などを目的として実施する当オフィスの催眠は、「臨床催眠」という言い方が適切かと思います。

「催眠」を適切に利用すると、こころのもつれを解いたり、行動の型・パターンを修正したりすることが可能です。

催眠療法(臨床催眠)には、100年以上の知見の蓄積のある手法もあれば、近年開発された自我状態療法、ホログラフィートークなどの技法もあり、心葉ではこれらを適宜組み合わせて使用することで、より高い効果を出すことを心がけています。
 

『興味や期待はあるけれど、不安・・』

とういう相談者様がほとんどで、「催眠術をかけるんですか?」「記憶が無くなるんですか?」などの質問を受けますが、テレビでしばしば見られるようなショー催眠とは違います。

相談者様との共同作業として、催眠状態を作り上げていきます。

記憶が無くなることはありませんし、ゴールをはっきりさせて進める科学的な手法と言えます。

前世療法のようにスピリチュアルなイメージが付いているものもありますが、あくまでも相談者様の自己治癒力を活性化させることが目的です。

催眠状態により深く入ることが出来れば、その効果も大きくなります。

比較的早くその状態に至る方もいれば、回数を重ねてその状態に至る方もいます。

仮に催眠状態に入ることに不安を感じていたら、それがそのままカウンセリングに反映されますので、催眠状態には入れません(ご本人が催眠状態に入りたがっていても、です)。そんな時はまず、不安な気持ちを整理し、準備を整えていきます。

逆に、改善したい強い気持ちがあって、カウンセラーへの信頼も高まっていれば、スムーズに催眠状態に入っていくことができます。そういう意味で、他の心理療法以上に、相談者様とカウンセラーの協力関係が重要な心理療法とも言えます。


自我状態療法

自我状態療法とは催眠療法の一つで、心の葛藤や課題などを、顕在化(人格化)させ、軽催眠状態で解決まで対話を行っていく技法です。ご希望にもよりますが、インナーチャイルドセラピーを受けたいという方のニーズにも対応出来るように思います。

ホログラフィートーク

催眠療法の一つで、「心の課題が人生のどの時点で発生し、当時何を解消・解決したかったのか」、その源泉に優しく触れていくことで、本当の癒しに至ります。日本で開発された画期的な技法であり、今なお進化し続けている技法です。