アメリカ人の教育学博士であるポール・デニソン氏によって開発された、身体を動かして脳を活性化させるエクササイズです。簡単な動作を行うだけですが、身体が楽になったり、意識が変わり、行動に変化が現れます。日常のセルフケアにもとても有効です。
応用の仕方次第で、子どものトラウマケア、発達障害の機能改善、高次脳機能障害の改善、などにも効果があると言われています。
どちらかと言えば、心理の専門家よりも、学校の先生など教育の専門家の方々の方が馴染みがあるのかもしれませんが、身体に働きかけて、それと共に脳へアクセスをかけていくというのは、心のケアの根底にあることと同じだと思っています。
大人になっても赤ちゃんの頃の原始反射が残っていたり、心配性や過敏さや傷つきやすさの背景に、まだ発達しきっていない心身の領域が存在するということが、意外とあるようです。それらを一つ一つひも解いていくと、滞っていた発達が進み始めます。