今年度、公認心理師という国家資格が、日本にようやく誕生します。
これまで何度も心理職の国家資格化の話は出でいたんですが、政権交代とかで、サラッと法案が流れてしまったり、歴史的には色々あったんです。
で、この資格は臨床心理士資格を持っている人も、試験を受けて取得しないといけないので、秋の試験に向けて自分も久々に受験勉強をすることになります。講習も受けたりね・・。
いやしかし、初めて行われる試験って何勉強したらいいんでしょうね。一応、試験範囲は公表されているけれど、大分心がざわつきます・・。勉強する時間とか、実際どのくらい取れるのかな・・。
公認心理師は、臨床心理士よりも門戸が広い資格となるため、これから色んな立場の公認心理師が誕生することになりますが、その質をめぐって、今後も色々と議論がされていくのだろうと思います。
そして取得できたら、自己紹介で何て言うんだろう・・・。
「臨床心理士の○○です」のまま?
「臨床心理士で公認心理師の○○です」とか?・・・長いし。
国家資格ということで「公認心理師の○○です」にきっぱり変える?何かアイデンティティが崩れる・・。
って考えていたら、これ結構、精神的な立ち位置揺るがすことかも、と思いました。
日本では、資格がなくても心理カウンセラーって名乗れちゃうし、○○療法やります、ピプノセラピーやります、とかホームページで謳っちゃえば、実情なくてもそれっぽくなるし。
数カ月勉強して取得できる○○カウンセラーとか怪しいのが一杯ある一方で、知り合いの力のある臨床心理士の人たちは、開業できる力があるのに、自分たちにはまだ欠けているものがあると、本当に謙虚に考えて粛々と組織の中で働いていたり。
その人の役に立つのならば、手段や道筋は何でもありだ、と自分は思ってはいるけれど、お金をいただいてカウンセリングサービスを提供する側としては、どこかに着地して今を生きている感覚がないと、臨床もブレるんではないかな、と感じます。
「仕事は何をされているんですか?」
こんな話になると、分かりやすく説明したいので「心理カウンセラーです」とは言います。
実際、この方が話が早かったり。
でも、心のどっかに違和感があって、「臨床心理士です!」で思ってる自分がいます。
臨床心理士の名称がどうこうではなくて、そこに自分なりに気持ちを込めている部分があるのでしょうね。
そういう名称の背景にある大切なものを練って、熟成させて。
そういう臨床家の姿勢が、言わなくても伝わるような、そんな仕事をしていきたいですね。
また臨床の話も、時々ブログに書いていこうと思います。
かげろう (月曜日, 02 4月 2018 21:50)
久々のブログ、楽しみにしていました。
先生が誠実にカウンセリングに向き合っている姿が伝わってきました。
先生のような心理のカウンセラーさんが増えていくことを願っています。
これからも頑張って下さい!
臨床のお話も楽しみです。
K (月曜日, 02 4月 2018 22:32)
仕事に対する上で、アイデンティティが揺らぐというのは
ちょっと精神的にも辛いのかな?と思います。
物理的にもお忙しくて、時間を捻出するのが大変でしょうが
勉強の方も頑張ってください。
ますますのご活躍、期待しています。
紅蓮 (火曜日, 03 4月 2018 06:42)
お疲れ様です。
公認心理師の資格を取得しても名称が加わるだけで、先生の本質が変わるわけではないので、今まで通り「臨床心理士です!」って言ってください!
先生のカウンセリングで救われています。
私はまだ継続中ですが、子供2人は 先生に救われました。とても感謝しています。
忙し過ぎて、精神的にも大変だと思いますが、お身体お大事に。
無理せずに資格の勉強、頑張ってください。
心葉 (水曜日, 04 4月 2018 10:04)
>かげろうさん
温かいコメントありがとうございます。
業界全体として質が上がっていくといいですね(もちろん自分も含めて)。
臨床の話は、また考えてみますね。
>Kさん
いつもありがとうございます!
勉強もそれなりに新鮮な気持ちになれるので、楽しみながら進めたいと思います。
>紅蓮さん
状況が良くなっているようで、何よりです。とても嬉しいです。
身体が資本なので、無理し過ぎず楽しくやっていきたいですね。
お子さまにもよろしくお伝えください!
皆さん、コメントありがとうございました!
またブログを見てくださった方々ありがとうございます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。