世代間伝達を断ち切る【2016/12/2投稿】

「あれ?この子育ての悪循環、私の親との関係にそっくりかも!?」

そんな風に、自分の親との間に繰り返されてきた嫌なことを、自分の子どもにも無意識に繰り返してしまうことがあります。

自分ではそんなことはしたくないし、何とかこのパターンを変えたいんだけど、気づくとやってしまっている。

『子どもが好きに遊んでいるのだから好きに遊ばせたいのに、ついつい干渉してしまう』

『しつけで荒っぽいことを言いたくないのに、傷つけるような言葉が口から出てしまう』

『子どもの言い分もあるだろうに、頭の中がカッとなってしまって一方的に叱ってしまう』

そう言えば、自分も親のこんな部分は嫌だなと思っていたな・・。

“世代間伝達を断ち切る【2016/12/2投稿】” の続きを読む

トラウマ治療の可能性【2016/11/23投稿】

オフィス開室から早いもので3週間が過ぎました。

ブログは毎週1回くらいは更新して・・と思っていたのですが、仕事の流れに慣れることに重きを置いていたら、全く更新できず・・。

なかなかまとまった時間は取れないですが、ネタは色々とあるので、ぼちぼち更新していきたいと思います。

今日は新聞に興味深い記事が掲載されていました。

人口知能(AI)を使って人の脳活動を制御する訓練をすることで、恐怖を感じた時の記憶を無意識のうちになくすことに成功したと、国際電気通信基礎技術研究所(京都府)などのチームが発見したそうです。

段々と、科学的にトラウマが解消できることが証明されてきたわけですね。

“トラウマ治療の可能性【2016/11/23投稿】” の続きを読む

オートファジー(自食作用)【2016/10/5投稿】

今年も日本人の科学者がノーベル賞を受賞しました。

すごいですね、ノーベル医学生理学賞だそうです。

今朝の新聞の記事を読んでいたら、興味深いなと思いました。

今回受賞が決まったオートファジー(自食作用)というのは、「細胞が自分自身を分解し、再利用するリサイクルシステム」のことで、栄養不足の酵母を観察する中で発見されたそうです(文系人間なので、知識の不足から科学的に変なこと書いてたらすみません)。

細胞のメンテナンスに深く関わる現象らしいのですが、このメンテナンスが『栄養不足』の状態時に起きるというところが面白い。飢餓状態になった時に、自分の中のタンパク質を分解して、栄養源として再利用していく。

何故わざわざ『栄養不足』の状態でそれが起きるのか?

理由は分かりませんが、どうやら生存が脅かされるような苦境を乗り切る手段(方法?)を細胞は元々持っているようです。

“オートファジー(自食作用)【2016/10/5投稿】” の続きを読む

辛くないカウンセリング【2016/9/25投稿】

カウンセリングって、そもそも心が楽になるためのもの。

カウンセリングに行こうと決めた方は、そのために大切なお金を支払います。

でも、話のテーマやその人の状態によっては、話をしていると、こころが楽になる前に辛くなってしまって、話す前よりも傷が深くなってしまうことがあります。

カウンセリング後に一時的に気持ちが揺れ動くことはありますが(とはいえ数時間で戻ります)、その後何日も気分が悪かったり、悩んでいる症状が強くなってしまったりとか。

これはカウンセリングの失敗です。

何でこんなことが起こるのか。臨床心理士になりたての頃はよく分かりませんでした。

“辛くないカウンセリング【2016/9/25投稿】” の続きを読む

娘の誕生日【2016/9/24投稿】

最初の記事にこんなことを書いてどうだろうかと迷いましたが、たまたまそういう日でしたので、まあそういう流れかと思って、娘に感謝して書きます。

カウンセリングオフィス心葉の開室まで、約1ヶ月。

仕事となるカウンセリングそのものの提供は問題ないとして、税金や開業の手続きなど、慣れないことをするのは、やはり心労がかさみます。

そんな中、長女の誕生日でした。

7歳です。

ちょっとビビったひと言。

「11月から心葉(ここは)をやるんだよね?」

無邪気に笑う娘に、「だね」と答えた自分。

「だね」、そうだね、進んでいくよ。

コツコツと、そういう場を作っていくね。

もうすぐ心葉も生まれるのか。

そう思って、何だか嬉しくなりました。