日曜日に、静岡県臨床心理士会の総会があって、その後に開催された分科会のシンポジストの一人として話をしてきました。
内容は、前職の企業で働いていた時のことだったのですが、それはそれで無事終わり、その後フロアから質問があって、「臨床心理士に期待することを一つ挙げていただくとすると?」と聞かれました。
うーん、と考えて、話しているうちに、自分の口から出てきた言葉に内心驚いてしまいました。
““なおす”方法を磨きつづけること【2017/6/26投稿】” の続きを読む日曜日に、静岡県臨床心理士会の総会があって、その後に開催された分科会のシンポジストの一人として話をしてきました。
内容は、前職の企業で働いていた時のことだったのですが、それはそれで無事終わり、その後フロアから質問があって、「臨床心理士に期待することを一つ挙げていただくとすると?」と聞かれました。
うーん、と考えて、話しているうちに、自分の口から出てきた言葉に内心驚いてしまいました。
““なおす”方法を磨きつづけること【2017/6/26投稿】” の続きを読むオフィスを開室して4ヶ月が過ぎようとしています。
カウンセリング+事業所運営、が自分の仕事になりますが、後者は初めてのことばかりで、まだまだ慣れませんね。段取り含め、もっともっと慣れていきたいと思います。
さてタイトルについてですが、カウンセリングを生業としていながら、こんな事言うのも何ですが、その人の状態や状況が良くなっていくならば、そこに至る手段は別に何だって良いと思ってます。
自分はカウンセリング(心理療法)を通して問題を解決していきますが、時にはカウンセリングよりも身体のケアをした方が良いかなと思ったり、睡眠や食生活など含めた生活習慣を直した方が良いんじゃないかな、と感じることがあったりします。
簡単に言うと、問題や悩みは、『環境』と『心理』と『脳や身体』の3つが相互に影響しあって発生しています。
カウンセリングはこのうち『心理』に焦点を当てるものです。
そして『心理』が変わっていくことによって、『環境』への関わり方が変わったり、『脳や身体』の疲労が減っていくことを目指します。
しかし、中には直接的に『環境』を変えた方が良い場合や、『脳や身体』を休めたり、ケアした方が良いことがあります。
そういう時には、カウンセリングよりも効果的なことがあることをお伝えします。
残念ですが、『環境』は実際のところ、なかなか変えられないことが多いです。
しかし、『脳と身体』は少しずつですが、変えていける可能性があると思います。
「身体は何となく分かるけど、脳は変わるの?」
「あれ?この子育ての悪循環、私の親との関係にそっくりかも!?」
そんな風に、自分の親との間に繰り返されてきた嫌なことを、自分の子どもにも無意識に繰り返してしまうことがあります。
自分ではそんなことはしたくないし、何とかこのパターンを変えたいんだけど、気づくとやってしまっている。
『子どもが好きに遊んでいるのだから好きに遊ばせたいのに、ついつい干渉してしまう』
『しつけで荒っぽいことを言いたくないのに、傷つけるような言葉が口から出てしまう』
『子どもの言い分もあるだろうに、頭の中がカッとなってしまって一方的に叱ってしまう』
そう言えば、自分も親のこんな部分は嫌だなと思っていたな・・。
“世代間伝達を断ち切る【2016/12/2投稿】” の続きを読むオフィス開室から早いもので3週間が過ぎました。
ブログは毎週1回くらいは更新して・・と思っていたのですが、仕事の流れに慣れることに重きを置いていたら、全く更新できず・・。
なかなかまとまった時間は取れないですが、ネタは色々とあるので、ぼちぼち更新していきたいと思います。
今日は新聞に興味深い記事が掲載されていました。
人口知能(AI)を使って人の脳活動を制御する訓練をすることで、恐怖を感じた時の記憶を無意識のうちになくすことに成功したと、国際電気通信基礎技術研究所(京都府)などのチームが発見したそうです。
段々と、科学的にトラウマが解消できることが証明されてきたわけですね。
“トラウマ治療の可能性【2016/11/23投稿】” の続きを読む今年も日本人の科学者がノーベル賞を受賞しました。
すごいですね、ノーベル医学生理学賞だそうです。
今朝の新聞の記事を読んでいたら、興味深いなと思いました。
今回受賞が決まったオートファジー(自食作用)というのは、「細胞が自分自身を分解し、再利用するリサイクルシステム」のことで、栄養不足の酵母を観察する中で発見されたそうです(文系人間なので、知識の不足から科学的に変なこと書いてたらすみません)。
細胞のメンテナンスに深く関わる現象らしいのですが、このメンテナンスが『栄養不足』の状態時に起きるというところが面白い。飢餓状態になった時に、自分の中のタンパク質を分解して、栄養源として再利用していく。
何故わざわざ『栄養不足』の状態でそれが起きるのか?
理由は分かりませんが、どうやら生存が脅かされるような苦境を乗り切る手段(方法?)を細胞は元々持っているようです。
“オートファジー(自食作用)【2016/10/5投稿】” の続きを読むカウンセリングって、そもそも心が楽になるためのもの。
カウンセリングに行こうと決めた方は、そのために大切なお金を支払います。
でも、話のテーマやその人の状態によっては、話をしていると、こころが楽になる前に辛くなってしまって、話す前よりも傷が深くなってしまうことがあります。
カウンセリング後に一時的に気持ちが揺れ動くことはありますが(とはいえ数時間で戻ります)、その後何日も気分が悪かったり、悩んでいる症状が強くなってしまったりとか。
これはカウンセリングの失敗です。
何でこんなことが起こるのか。臨床心理士になりたての頃はよく分かりませんでした。
“辛くないカウンセリング【2016/9/25投稿】” の続きを読む最初の記事にこんなことを書いてどうだろうかと迷いましたが、たまたまそういう日でしたので、まあそういう流れかと思って、娘に感謝して書きます。
カウンセリングオフィス心葉の開室まで、約1ヶ月。
仕事となるカウンセリングそのものの提供は問題ないとして、税金や開業の手続きなど、慣れないことをするのは、やはり心労がかさみます。
そんな中、長女の誕生日でした。
7歳です。
ちょっとビビったひと言。
「11月から心葉(ここは)をやるんだよね?」
無邪気に笑う娘に、「だね」と答えた自分。
「だね」、そうだね、進んでいくよ。
コツコツと、そういう場を作っていくね。
もうすぐ心葉も生まれるのか。
そう思って、何だか嬉しくなりました。
カウンセリングオフィス心葉(ここは)のブログを始めました。
色々とお伝えしたいことを、これから書き込んでいきたいと思います。