原稿が掲載されました【2019/1/14投稿】

と言っても、書店で買えるようなメジャーなものではなく、

「産業ストレス研究」という学術雑誌です。

日本産業ストレス学会が発行しているもので、昨年度学会で

座長を務めた時の報告書が日の目を見ました。

ルックス的にはこんな感じ。

この目次は2ページに渡って続くのですが、たまたま1ページ目の一番下にちょこんと(笑)。

内容はこんな感じで掲載されています。

アイデンティティは、心理臨床家なんですが、

研究者の端くれでもありますので、こうして結果が形に残ることは

嬉しいものですね。

臨床の方も益々磨きをかけていきたいと思います。

公認心理師【2018/12/10投稿】

さて、タイトルについてですが。

無事、合格してます!

報告が遅くなりましたが、ホッとしてます。

登録申請が終わったら、プロフィールに『公認心理師』の文字が加わります。

自己紹介で何て名乗ろうかな・・。

いずれにせよ、気を引き締めて臨床に励みたいと思います。

辛くないカウンセリング②【2018/11/12投稿】

オフィスを立ち上げて3年目に入りました。

あっという間でしたね。

周りの人たちにサポートしていただきながら、自分も健康でここまでやってこれて、とても嬉しいです。

カウンセリングにも、色々な立場の人たちが来てくれて、また公な所からの講演依頼も多数いただいたり、ありがたいことですね。

特定の医療機関と提携している訳ではないですが、「主治医先生から『自己責任ではあるけど、こういう所があるから行ってみたら?』と勧められました」、という話も聞くようになり、身も心も背筋が伸びます。

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心理カウンセラーという仕事【2018/4/2投稿】

今年度、公認心理師という国家資格が、日本にようやく誕生します。

これまで何度も心理職の国家資格化の話は出でいたんですが、政権交代とかで、サラッと法案が流れてしまったり、歴史的には色々あったんです。

で、この資格は臨床心理士資格を持っている人も、試験を受けて取得しないといけないので、秋の試験に向けて自分も久々に受験勉強をすることになります。講習も受けたりね・・。

いやしかし、初めて行われる試験って何勉強したらいいんでしょうね。一応、試験範囲は公表されているけれど、大分心がざわつきます・・。勉強する時間とか、実際どのくらい取れるのかな・・。

公認心理師は、臨床心理士よりも門戸が広い資格となるため、これから色んな立場の公認心理師が誕生することになりますが、その質をめぐって、今後も色々と議論がされていくのだろうと思います。

そして取得できたら、自己紹介で何て言うんだろう・・・。

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日本産業ストレス学会【2017/12/11投稿】

12月8日~10日まで、静岡市のグランシップで開催されていた日本産業ストレス学会及び研修会に参加してきました。

参加と言っても、今回は企画運営委員としての参加でしたので、1年半以上前からミーティングを重ね、裏方の仕事も含め貴重な経験をさせていただきました。

個人的に初めて座長をさせていただく機会もいただき、しかも学会初日のメインホールのトップバッターでしたのでどうなることかと思いましたが、これはこれで無事役割を果たすことができ、ホッとしました。

座長を務めたのはワークショップで、タイトルは『職場のセルフケア研修をより魅力的にするために、私たちには何ができるだろうか」としました。

前職の会社で働いていた頃、セルフケア研修をすると持ち帰ってやってくれる人もいれば、その場限りで流してしまう人もいて、どうやったらもっと興味を持ってくれるのか、ということを常々思っていました。自分の中で答えが出せそうになかったため、今回経験豊富なお二人の先生方をお呼びして、それぞれ『睡眠衛生教育』と『マインドフルネス』をテーマとして、教育研修の進め方の工夫などをお話してもらいました。

詳細は割愛しますが、参加者の方々からの質問も多数出て、反響も良く、企画が上手くいったようで、本当に良かったです。

この間、オフィスを休みにさせていただきましたので、電話・メール対応が滞り、ご迷惑をおかけしましたが、どうかご理解ください。

そして、昨日は学会後の研修会の講師として話をしてきました。

『明日から使える心理のスキル』というお題でお話しましたが、スキルを使いこなすためにはやり慣れていくことが必要ですが、今回は知識の種まきは出来たかなと思います。

興味を持ってくれた方が沢山いるといいのですが・・。

ということで、一つ大きな仕事が終わりましたので、またオフィスの仕事にしばらく専念したいと思います。

1周年を迎えました【2017/11/5投稿】

ようやくと言うか、早くもと言うか。

昨年11月1日にカウンセリングオフィス心葉を開室しましたが、何とか無事1周年を迎えることができました。

良かった。ホント良かった。

家族の支えや色々な人達からのサポートもあって、そしてまた奇跡的な縁も色々とあって、一先ず自分も健康でいられています。

ありがたいことですね。

個人的にとっても濃かったこの1年、カウンセリングだけでなく、各方面から研修や講演の依頼をいただくこともあり、メンタルヘルスへの関心が世間的にもますます高まっているように思います。

中には業務多忙によりお受けできなかった仕事もありますが、時にシビアな(専門家でも困るような)仕事が来たとしても頑張ってお受けするスタンスは変えずに、これからも臨床に励んでいきたいです。

講演してきました【2017/9/13投稿】

昨日、新静岡セノバの映画館でちょっとした講演をしてきました。

「こころのセルフケア講座」&特別映画上映会、という催しを静岡県が企画し、その講師としてお声をかけていただいたので、セルフケアについて話をしました。

年齢も立場も違う人たちの前で話すのはなかなかありませんので、新鮮な気持ちで、楽しく話せました。参加された方々の心に少しでも今日の話が残って、セルフケアを日々の中で役に立ててもらえれば嬉しいなと思います。

さて肝心の映画ですが、「ちょっと今から仕事やめてくる」(主演:福士蒼汰、工藤阿須加)が上映されました。原作と映画ではラストの展開が違うようなのですが、原作は個人的に好きでしたが(ネタバレしてもいけないので内容は書きませんが)、映画の方も人の繋がりの大切さが身に染みてくるとても良い作品でした。

そして!

その講演の様子がテレビで放映されました!!

この仕事受けて良かったなーと思いながら、ちょっと恥ずかしかったり。

こういう人前で話す仕事をしていくと、やはり一言の責任がどんどん大きくなります。

プレッシャーに感じることも多いのですが、これを良い意味でエネルギーに変えて、本業のカウンセリングにも活かしていきたいです。

“なおす”方法を磨きつづけること【2017/6/26投稿】

日曜日に、静岡県臨床心理士会の総会があって、その後に開催された分科会のシンポジストの一人として話をしてきました。

内容は、前職の企業で働いていた時のことだったのですが、それはそれで無事終わり、その後フロアから質問があって、「臨床心理士に期待することを一つ挙げていただくとすると?」と聞かれました。

うーん、と考えて、話しているうちに、自分の口から出てきた言葉に内心驚いてしまいました。

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良くなるための方法【2017/2/27投稿】

オフィスを開室して4ヶ月が過ぎようとしています。

カウンセリング+事業所運営、が自分の仕事になりますが、後者は初めてのことばかりで、まだまだ慣れませんね。段取り含め、もっともっと慣れていきたいと思います。

さてタイトルについてですが、カウンセリングを生業としていながら、こんな事言うのも何ですが、その人の状態や状況が良くなっていくならば、そこに至る手段は別に何だって良いと思ってます。

自分はカウンセリング(心理療法)を通して問題を解決していきますが、時にはカウンセリングよりも身体のケアをした方が良いかなと思ったり、睡眠や食生活など含めた生活習慣を直した方が良いんじゃないかな、と感じることがあったりします。

簡単に言うと、問題や悩みは、『環境』と『心理』と『脳や身体』の3つが相互に影響しあって発生しています。

カウンセリングはこのうち『心理』に焦点を当てるものです。

そして『心理』が変わっていくことによって、『環境』への関わり方が変わったり、『脳や身体』の疲労が減っていくことを目指します。

しかし、中には直接的に『環境』を変えた方が良い場合や、『脳や身体』を休めたり、ケアした方が良いことがあります。

そういう時には、カウンセリングよりも効果的なことがあることをお伝えします。

残念ですが、『環境』は実際のところ、なかなか変えられないことが多いです。

しかし、『脳と身体』は少しずつですが、変えていける可能性があると思います。

「身体は何となく分かるけど、脳は変わるの?」

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世代間伝達を断ち切る【2016/12/2投稿】

「あれ?この子育ての悪循環、私の親との関係にそっくりかも!?」

そんな風に、自分の親との間に繰り返されてきた嫌なことを、自分の子どもにも無意識に繰り返してしまうことがあります。

自分ではそんなことはしたくないし、何とかこのパターンを変えたいんだけど、気づくとやってしまっている。

『子どもが好きに遊んでいるのだから好きに遊ばせたいのに、ついつい干渉してしまう』

『しつけで荒っぽいことを言いたくないのに、傷つけるような言葉が口から出てしまう』

『子どもの言い分もあるだろうに、頭の中がカッとなってしまって一方的に叱ってしまう』

そう言えば、自分も親のこんな部分は嫌だなと思っていたな・・。

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